コルトー/エチュード Op.25/1933年録音

ショパン:エチュード Op.25

アルフレッド・コルトー:1934年6月18日~21日録音

ショパン:エチュード Op.25 No.1~No.6

ショパン:エチュード Op.25 No.7~No.12

クラシック音楽の世界では「黄金の50年代」「銀の60年代」と言うことがよく言われます。しかし、このようなSP盤の古い録音を聴いていると30年代もまたもう一つの「黄金の時代」であったこと気づかされます。
それは、フルトヴェングラーやトスカニーニというマエストロたちにとって「黄金の50年代」はすでに黄昏の時代であり、彼らにとって真に輝ける時代だったのは30年代だったからです。
それはまたこのコルトーにおいても同様だったからです。

未だ戦争の足跡は幽かにしか聞こえず、大恐慌の余波は残りながらも古き良き時代の残照が照り映えていた時代でした。
その様な時代にあって、録音という技術はまさに時代の最先端を行くものであり、それを享受するオーディオは趣味の王様であったのです。それ故に、そこには時代のもっとも最良なるものがつぎ込まれました。
そして、その最良なるものの確かな姿がここにあることは疑いもない事実なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です