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メンゲルベルク/ボレロ/コンセルトヘボウ管弦楽団

ラヴェル:ボレロ

ウィレム・メンゲルベルク 指揮 コンセルトヘボウ管弦楽団 1930年5月30日~31日録音

ワーグナーの「森のささやき」には驚かされたのですが、この「ボレロ」もまたそれとは真逆の方向性で驚かされました。
メンゲルベルクの「ボレロ」というのはかなり珍しいものだと思うのですが、それだけにどんな演出で楽しませてくれるのかと興味津々でした。

しかし、これと言った癖のある歌わせ方は出てくることもなく、この時代にすればオケも健闘しながら実にスッキリとした造形で最後のクライマックスへと導いていくのです。
なるほど、オケがニューヨーク・フィルで、音楽も「ボレロ」みたいなものだと、メンゲルベルクもその機能をフルに生かす方向で造形するんだと感心したのですが、今度はクレジットを確認するとオケはコンセルトヘボウだったのです。

確かに、ボレロという音楽は言ってみれば「タネのわれている手品」みたいな音楽です。
そんな、もともとからタネのわれているような音楽に対して、さらに変な癖みたいなものを付加すれば、それはもうどうしようもなくなるのは容易に想像がつきます。
ですから、オケの機能をフルに発揮しながら、そのタネも仕掛けもある音楽のタネと仕掛けが誰の耳にも真っ直ぐに届くように造形するしかないのです。

そして、そう言うことを、メンゲルベルクととコンセルトヘボウのコンビは、やろうと思えばこのように見事にやりきれてしまうのです。
つまりは、やろうと思えばいかように演じてみせるだけの芸を持っていたのです。

ひたすら楽譜をなぞるしか能のない連中とは格が違うのです。

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