メンゲルベル/ワルキューレの騎行/ニューヨーク・フィル

ワーグナー:ワルキューレの騎行

ウィレム・メンゲルベルク 指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1926年1月4日録音

Wagner:The Ride of the Valkyries
Willem Mengelberg:New York Philharmonic Recorded on January 4, 1926
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この録音を聞いて、いささか仰け反ってしまいました。
おそらく、これをブラインドで聞かされてメンゲルベルクが指揮していることを言い当てられる人はまずいないでしょう。さらに、オケがニューヨークフィルであることを情報として提供されれば、10人の内10人がトスカニーニの古い録音だと答えるはずです。

ですから、いつも思うのです、一つや二つの特徴的な録音を聞いただけでみんな分かったようなふりをしちゃいけないって事を・・・。

この時のニューヨークフィルは、ナショナル交響楽団やニューヨーク・シティ交響楽団などを次々と吸収合併をして成長し続けている時期でした。ですから、ニューヨークフィル自身は1842年設立というウィーンフィルと変わらぬ歴史を持つ老舗オーケストラではあったのですが、その実態は新しく生まればかりのピカピカ新品のオーケストラみたいなものだったのです。

そして、そう言う腕利きのメンバーを集めた新生ニューヨークフィルを率いて彼が目指した音楽は、長年の手兵であるコンセルトヘボウとの音楽とは全く異なるものであったのです。
そう言えば、メンゲルベルクという人は意外かもしれませんが、スコアを徹底的に研究する人でもありました。ですから、やろうと思えばこういう音楽なんてのも簡単にやれちゃったわけです。

ただし、それがメンゲルベルクの古い録音を聞きたいものにとっては面白いのかと聞かれれば、微妙ではあるのですが・・・。

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