モントゥー/フランスの山人の歌による交響曲/サンフランシスコ交響楽団

ヴァンサン・ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 作品25

ピエール・モントゥー指揮 サンフランシスコ交響楽団 1941年4月21日~22日録音

ピエール・モントゥーと言えばこのサンフランシスコ交響楽団と強く結びついています。
ヨーロッパ時代にはディアギレフのロシア・バレエ団で指揮を担当し、その後はパリ交響楽団の創立時の常任指揮者を務めたりもするのですが、腰を据えて指揮活動に取り組めたのは1935年にサンフランシスコ交響楽団の常任指揮者になってからでした。

そして、私の知る限りでは、1941年からRCAでの録音活動が開始されます。
おそらく、メジャー・レーベルからこういう形で録音のオファーが来るというのは、それなりにこの両者の名声が高まってきたからでしょう。そして、その録音クレジットを眺めていると、その名声はフランス音楽によって形づくられてきたことが分かります。

当時のアメリカにおいては、フランス音楽をこのように指揮できる指揮者は貴重だったのでしょうし、カタログ的にも補充したい作品が多かったのかも知れません。

面白いのは、今日でも殆ど録音される機会の少ないヴァンサン・ダンディの作品をこの最初期に数多く取り上げていることです。
ダンディと言えば「フランスの山人の歌による交響曲」暗いしか思い浮かびませんから、これを一番最初に取り上げたのは当然のことだったのかも知れません。

ただ、驚くのは、41年とは信じがたいほどに録音のクオリティが高いことです。
このクオリティの高さは保存状態のよいSP盤が残っていたというレベルではないので、おそらくは金属原盤そのものが残っていたのでしょう。

改めてSP盤のクオリティがいかなるものであったかを思い知らされます。

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