シュヴァイツァー/バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ BWV564/1940年代の録音

J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564

(Org)アルベルト・シュヴァイツァー:1940年代の録音

「密林の聖者」と尊敬され、1952年にはノーベル平和賞も受賞したシュヴァイツァーですが、肝心の現地における評判はあまりよろしくなかったようです。
それは、「人類はみな兄弟」と唱えながらも、白人が「兄」であり現地の人は「弟」であるという「白人優位主義」の立場をとっていたからです。

ただし、当時の植民地の支配者であった白人の感覚から言えば、アフリカの「原住民」なんてものは「家畜」と同じか、もしくはそれ以下の存在でした。
それと比べれば彼の「兄弟」という「白人優位主義」の程度はそれほど酷いものではなかったのかもしれません。

また、彼は自らの著作においてバッハをロマン主義的な歪曲から救い出すことを主張していたのですが、その演奏を今日の耳から聞けばかなり「ロマン主義的に歪曲」されているように聞こえます。

どちらにしても、「時代の制約」から抜け出すのは途轍もなく難しいと言うことなのでしょう。

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