メニューイン /・ラロ:スペイン交響曲

エドゥアール・ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 作品21

(Vn)イェフディ・メニューイン ジョルジュ・エネスコ指揮 パリ交響楽団 1933年4月22日~21日録音

これもまたエネスコにしてみればメニューインの教育のために取り組んだ録音でしょう。
それにしてもヴァイオリンという楽器はこれほども易々と弾きこなせることが出来るものなのでしょうか。指揮はそれほど得意とは思えないエネスコなのですが、そんなメニューインに煽られたのか、意外なほどに熱い音楽になっています。

メニューインは50年代にもグーセンス指揮によるフィルハーモニ感との組み合わせで録音していますが、やはり聞いてみたいと思うのはこちらの方です。
50年代の録音も安定感はあるのですが、それでもこの恐ろしいまでの切れ味は影をひそめています。

しかし、伝えられる話では、メニューイン自身は33年の録音に不満な部分もあったので再録音を計画していたらしいのですが、それは戦後になるまで実現しませんでした。
しかし、戦後に行った録音はこの古い録音を押しのけるほどの意味を持ったのかと問われれば聞き手としては首をかしげるのですが、メニューイン自身は堂だったのでしょうか?

年を重ねて、もしかしたら安定感のあるグーセンス指揮による56年盤の方がメニューインとしては納得がいったのかもしれません。

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