ハイフェッツ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番

J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ:1935年12月11日録音

実に不思議な演奏です。
聞いてみて面白いことは面白いのですが、ハイフェッツはこの音楽を分析的に精緻に演奏すると言うつもりは全くなかったようです。

もちろん、驚くほどのスピードで弾ききっていますから信じがたいほどにうまいことは言うまでもないのですが、細かく聞いていると結構一本調子ではなくて微妙に表情をつけているのが分かります。
その表情付けが、言ってみればハイフェッツ独特と言えば聞こえはいいのですが、かなり主観的に感じられます。

ですから、それが対位法的に処理するよりは和声的に響かせているように感じてしまう場面がたたるようにも感じます。
その意味では、同時代のメニューヒンと較べてもかなり「古い」と感じてしまいます。

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