クナッパーツブッシュ/ウェーバー:舞踏への勧誘

ウェーバー:舞踏への勧誘

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 1942年12月15日録音

1942年という年はナチスによるユダヤ人の大虐殺が本格的に始まった年であり、また5月末にはケルンの大空襲もあって、連合軍によるドイツの都市への爆撃も本格化します。
その様な中で、クナッパーツブッシュは9月にベルリンフィルとの東ヨーロッパへのコンサートツアーに出かけます。この中には占領地であったポーランドも含まれていたために、戦後、ナチスへの協力容疑に問われることになります。

クナッパーツブッシュがナチスやヒトラーを嫌っていて、その事をかなりあけすけに語ることによって厳しい立場に追い込まれることもあったので、ドイツを離れて外国にツアーに出かけることは「牢獄からはい出る」ような気分になったと語っています。
しかし、その事によって戦後は厳しい立場に立たされることになりました。

この録音はスタジオにおける正規録音なので、録音のクオリティはかなり高いです。
また、スタジオ録音と言うことで、デフォルメの殆どない非常に立派な音楽に仕上がっています。

ちなみに、この年の10月にはいるとベルリンへの空爆も本格化し始めるので、長時間のスタジオ録音が次第に難しくなって、このような小品の録音が中心になっていったようです。

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