メニューヒン /パガニーニ:24の奇想曲より

パガニーニ:24の奇想曲 Op.1より

(Vn)イェフディ・メニューヒン 1936年1月21日録音

No.6:1936年2月21日録音
No.24:1932年5月20日&23日録音

メニューヒンは6番・13番・20番はハイフェッツと同じようにピアノの伴奏つきにアレンジして演奏していますが、それ以外の9番・23番・24番はヴァイオリン一挺で演奏しています。
ちなみに、ピアノは師であるヴァイオリニストのエネスコによるものなので(^^;あまり上等とは言えず、なんだか不気味な雰囲気が漂います。

しかし、それ以外ではなかなかに見事な腕の冴えを示していて、さすがは「神童」と呼ばれただけのことはあります。
しかし、ポルタメントを多用した演奏は時代相応のもので、ガゼッタの演奏と較べればいかにも「古い」演奏です。

そして、こういう演奏と較べたときに、あまりにも時代を飛び抜けているがゆえに、ガゼッタへの「疑念」が生じるのです。