ブラームス/2つのラプソディ,Op.79
(P)ヴィルヘルム・バックハウス 1933年録音
バックハウスのブラームスの古い録音なんてのは、こういう機会でもないと聞くことはにでしょうから。化石音源として発掘しておく意味は大きいかと思います。
ショパンのエツードでは繊細な表現に重きをおいていたのですが、このブラ-ムスのラプソディではヴィルティオーゾを前面に押し出しています。
なるほど、こういう演奏を聴いて彼のことを「鍵盤の獅子王」とネーミングしたのかもしれません。
それにしても、復刻に使ったSP盤の状態がよほどよかったのか、素晴らしい音質で若きバックハウスが蘇っています。